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ノマド・フリーランス
2015.09.24.Thu
会社から与えられた仕事をこなす。
毎日、決められた時間に会社に行って帰る。
今、個人をサポートする場として会社があると考えている方がどれほどいるでしょうか。
今後会社の役割が変化していくスタート地点、今はまさにそのタイミングなのでは無いでしょうか。
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10年前と比較して自分たちを囲む環境は大きく変化し、働き方も少しずつ変わってきています。同じように、10年後は現在の働き方とは大きく変わっている未来が待っているでしょう。
今後、どのような変化を重ねて行くかを予測するのは不可能ですが、一つの可能性として会社の役割は今とはかけ離れた所にあるのではないでしょうか。
現在は、原則的に一つの会社で働き、一つの仕事を行っている人がほとんどでしょう。
しかしながら、今後は「プロジェクト」毎にチームが組まれ、会社はその実現をサポートしたり、運営する箱のような存在への性質変化していくものだと思います。
実際のところ、かつての決まり文句だった年功序列や終身雇用を約束できる企業は、いまや幻といっても語弊が無いくらい少なくなりました。
週5日勤務や一日8時間勤務といった従来の固定化された勤務形態よりも、例えば時間毎や曜日毎に細かく人材のスケジュール調整をできる企業が高いコストパフォーマンスを上げる可能性すらあります。
午前中と午後で働く会社や仕事が異なる、そんなワークスタイルももしかすると10年後には当たり前になっているのかもしれません。
そうなってくると、いよいよ会社の役割は個人がやりたいことを提供するための「集まる場所」になってくるのではないでしょうか。
「会社として目指している目的の下、個々人のやりたい事がそこにあるから集まり、その仕事・プロジェクトが終わったらまた離散していく。」
そして、やりたいことがあればまた集まって、、、というように半永続的に所属するという働き方ではなくて、「自分がやってみたいプロジェクト」や「参加してみたいチーム」ごとに一定期間人が集まり、目的が達成したらまたそれぞれが外を向くといった具合です。
これからの組織は、やりたいことがあるか、一緒にやりたい人がいるかという基準で、まるでノマドやフリーランスのようにいとも簡単に集まったり、解散したりするようなイメージが近いのではないかと思います。
そんな中で言えば、最近「出戻り社員」を受け入れる会社が以前よりも増えているということを耳にしますが、先述した流れの走りなのかとも考えています。
一昔前は、一度会社を辞めた人間は二度と敷居をまたがせないという会社が大多数を占めていたようにも感じますが、「出戻り社員」は自社の仕事の進め方を既に知っていますし、外部からの経験やノウハウを持って来てくれるので、大きな資産になる可能性もあります。
今後、組織の存在意義はどんどん変わっていくことは間違いないでしょう。組織は個人の集合体ですから、個人の価値観や求めるものの変化を読み解けない組織がどうなるか、想像に難くないですよね。
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