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リモート・テレワーク
2015.12.13.Sun
2015年を代表するテレワーク推進企業として、「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰~輝くテレワーク賞~」の受賞式が11月25日に開催されました。
最近になって、リモートワークや在宅勤務などオフィス外で仕事をするテレワークを取り入れる企業は増えてきています。
第1回となった今年のテレワーク推進企業に選ばれたのは、一体どの企業なのでしょうか。
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「輝くテレワーク賞」とは、テレワークの活用によって労働者のワーク・ライフ・バランスの実現に大きな成果を上げた企業や団体、個人に与えられるもので、初年度となる今年度には、企業10社と個人2名が表彰されました。
テレワークの活用によってワーク・ライフ・バランスの実現を図っている企業のうち、特にその取組が優秀と認められる企業に与えられる「優秀賞」を受賞したのは、シスコシステムズ合同会社と日本マイクロソフト株式会社の2社。
両社とも、外資系IT企業であるとともに、テレワークを活用した柔軟な働き方をトップが経営戦略と位置づけ、「生産性とワーク・ライフ・バランスの双方を向上させることを目的」としている点で共通しています。
他にも厚生労働大臣賞「特別奨励賞」は、テレワークが難しいとされていた業界で効果的な取組を行っている企業や、効果的な取り組みを行っている中小企業に与えられるものです。
今年度は、カルビー株式会社、株式会社キャリア・マム、株式会社コンピューターシステムハウス、サントリーホールディングス株式会社、ジョブサポートパワー株式会社、株式会社テレワークマネジメント、ネットワンシステムズ株式会社、明治安田生命保険相互会社の8社が受賞しました。
こういった賞が生まれていることからも分かるように、昨今テレワークは急速に普及しています。
受賞した企業を見てみても、歴史ある老舗企業や規模の大きな会社などが選ばれている点に目を引かれますよね。
実際の所、スマートフォンやクラウド技術など、すでに技術的にみると一部の仕事を除いて、多くの業務でテレワークを実現する基盤は整っているように感じます。あとは、世の中の企業でテレワークに取り組む企業がどこまで増えるか、という点が今後の課題でしょう。
その中で、今回のテレワークにフォーカスした表彰などが行われることで、世の中の意識も変わり、より一層テレワークの導入が進むことを祈ります。
文中にもあるように、テレワークは生産性をアップさせるための戦略的施策です。
社会へのパフォーマンスという側面だけにとらわれず、自社の競争力を高めるための方法論として認識が広まっていくと、その普及がさらに加速するのではないでしょうか。今後の動きに期待が膨らみます。
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