女性・主婦のキャリア

資生堂ショックは悪か? 子育て中の時短勤務女性社員の働き方はどうなる!?

昨年末に大きな話題となった、資生堂の育児中の時短勤務社員に対する制度改革。

俗に「資生堂ショック」と言われた、資生堂の働き方変革については各方面から意見が飛び交いました。女性をサポートする企業の代表格とも言える資生堂が、時代に逆行するような施策を取り入れたことが大きな理由です。

果たして、資生堂ショックはどのようなもので、これからの働く女性の子育てはどうなっていくのでしょうか。

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女性に優しい会社、資生堂

資生堂という会社名を聞いてどんなイメージを持つでしょうか。

女性の活躍をサポートする環境の整った会社というポジティブなイメージをお持ちの方も多いかと思います。

実際、日経ウーマンと日経ウーマノミクス・プロジェクトが行った2015年版「女性が活躍する会社ベスト100」の調査によると、資生堂が前年に引き続き第一位に選出されています。

そんな中、資生堂が昨年末に「子育て中の時短勤務社員への一律・過剰な配慮を廃止する」と発表したことが波紋を呼んでいます。


世間からバッシングされた資生堂ショック

資生堂は、接客スタッフを対象に、平日の早番シフトに入るのが慣例化していた育児中の時短社員に、可能な範囲で土日や夕方のシフトにも入るよう要請したとのことです。

これまで長きに渡って育児中の女性社員に対してサポートをしてきた資生堂のこの取り組みは、資生堂に遅れながらも女性のサポートへの気運が高まってきた社会全体にとって、ある種の裏切り行為にも見えたのかもしれません。

「制度に甘える社員が増えてきた」という当時の資生堂役員のコメントに対しても、世間からは批判の声が多く聞こえました。


一律に同じ処遇にするのは「配慮」なのか

けれども、一方的に資生堂を断罪するのは腑に落ちない部分もあります。

そもそも資生堂は、世の中が女性活用だと騒ぎ始める前から独自で女性のサポート体制を整えてきて、すでに平均残業時間は3時間を切るなど、社会的にみれば超がつくほどの優良な職場環境です。

その環境が整った上で、全員一律で「配慮する」という待遇ではなく、個々人の希望や状況に合わせて働き方を変えるという次のステップを目指しているようにも感じます。


資生堂と世間の「前提」の違い

実際のところ、子育て中の時短勤務社員に配慮した分は、独身や子供のいない社員の負担になっていました。

2007年から時短勤務社員の代わりに働く派遣社員を採用する「カンガルースタッフ」制度まで取り入れている同社のサポート体制からも、女性社員をサポートしたいという意志は十分に感じます。

きちんと環境を整備して、育児中の時短勤務社員「以外」にも配慮する資生堂だからこその新しい施策だと思います。

これまで働き方に配慮をしてきた資生堂の変革を、これまで特に女性サポートに尽力してこなかった他多数の会社と同じ前提で考えても、その意図を理解することは難しく、大きなズレが生じてしまっているのかもしれません。


Trigger運営事務局


メディア編集長である藤原ユウマを中心に、Trigger運営メンバーで記事を書いています。


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