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ノマド・フリーランス
2016.06.24.Fri
社員のワークスタイルに幅を持たせる企業が増えてきています。
中には、会社員でありながら、まるでノマドワーカーやフリーランサーのように自由な働き方を実現できる企業も出てきています。
今回、世界的に有名なメーカーでもそんな制度が導入されることになりそうです。
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世界トップクラスの消費材メーカーであるユニリーバ。ラックス(Lux)やダヴ(Dove)のようなヘアケア・スキンケア製品から、紅茶で有名な「リプトン」まで数多くの商品ラインナップを有するメーカーです。
その日本法人であるユニリーバ・ジャパンは、来月7月1日より新人事制度「WAA」を導入すると発表しました。
「WAA」は「Work from Anywhere and Anytime」というフレーズの頭文字をとったもので、文字通り「働く場所や時間を社員が自由に選べる」制度です。
制度の細かな内容は下記の通りです。
■上司に申請すれば、理由を問わず、会社以外の場所(自宅、カフェ、図書館など)でも勤務可能
■平日の6時~21時の間で自由に勤務時間や休憩時間を決めることが可能
■工場やお客様相談室などの部署を除いた全社員が対象で、期間や日数の制限は無し
いずれにしても、非常に柔軟な働き方が可能になったことがわかります。
WAAに沿ったワークスタイルが実現すると、もはや同社の会社員は「会社に拘束されて働く人」では無くなりますよね。
サラリーマンでありながら、ノマドやフリーランスのように自由な働き方ができるようになることは、素晴らしいことだと思います。
ユニリーバ・ジャパンのコメントにもありますが、「働き方の多様性を高め、社員一人ひとりが自分の能力を最大限発揮できるよう支援」していくという意図があるようです。
今回の新しい人事制度に注目が集まりますが、同社は以前から多様なワークスタイルの実現をサポートしてきた企業でもあります。
2005年からフレックスタイム制度を導入したり、2011年から在宅勤務制度を見直すなど、早期から効率的な働き方を模索してきた歴史があります。
単純に長時間働くことを評価するのではなく、少ない時間で高い成果を出すという生産性を向上させる視点に立った改革の一つが、今回の「WAA」導入に繋がりました。
ユニリーバのような大企業で、時間や場所にとらわれない働き方が促進される影響は大きく、今後の動きが楽しみです。
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