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「仕事が1つじゃなきゃダメって、誰が決めたんだろう」― 坪井 安奈:企業に所属するタレント編集長が語るパラレルキャリア ―【2/3】

編集者とタレントの仕事を両立しようと決意した坪井さん。

決意してからの転職活動、そしてタレント活動を開始した当初の状況を語ってくれています。

【前回の記事はこちら】
坪井 安奈:企業に所属するタレント編集長が語るパラレルキャリア【1/3】

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自分の直感を信じて、自分で決断した転職

――挑戦したいという衝動に忠実に動こうと思ったんですね。

はい。ところが、多くの一般企業と同じように、小学館では副業は禁止されていました。となると、小学館で働きながら、芸能活動をすることはできない…。

どうしようかなと思っていたところ、その1週間後に偶然、今の会社であるグラニに出会ってしまったんです。もともと知り合いだったグラニの役員から、「会社を立ち上げて、PR担当を探しているんだけど、周りに興味がある人はいないか?」という話を持ちかけられたのがきっかけでした。友人を紹介するために会いに行ったんですが、「編集とタレントの2つをやりたい」という私の話で予想以上に盛り上がってしまって…役員から「面白そうだからうちでやりなよ」と言ってもらったんです。

あの時はあまりにタイムリー過ぎて、「これは運命だ!」と思ってしまいましたね。(笑)

私自身、転職活動をしていた訳ではなかったんですが、これを逃したらチャンスは無いかもしれないと思って、すぐに転職を決断しました。2週間後には、小学館に退職願を出していました。

――その決断力はすごい。でも、小学館を辞めて新しいスタートアップ企業に入るって、大きな賭けですよね。

そうかもしれませんね。でも、そこはもう直感。周囲には一切相談しませんでした。もちろん親にも。

というのも、考えてみると私、今まで自分一人で何かを決めたことってなかったんですよね。いつも、なんでもかんでも親に相談していて。でもこの転機だけは、人生で初めて、自分だけで決断して「自分で全責任を負おう」と思ったんです。うまくいかなかった時に、親のせいにするの嫌じゃないですか。

だから、誰にも相談せずに決めて、事後報告だけしました。まぁ、親はそれでも反対していましたけど。(笑)


地道に進んでつかみ取った「グラビア」の仕事

――想像できます。(笑)株式会社グラニはゲーム会社ですが、事業内容ではなく働き方で決めたっていうことですか?

そうですね。ゲームには全く詳しくなかったです。(笑)ただ、これまでの経験が活かせる編集の仕事ができるというのと、メンバーも含め働く環境が良かったのが決め手になりました。

――そうだったんですね。転職を機に芸能活動にもチャレンジし始めたとのことですが、会社員兼タレントって、あまり前例も無いですし簡単には両立できないイメージがありますよね。

確かにそうですよね。

最初の2年は、プロダクションに所属せずフリーランスで活動していたのですが、大変なことも多かったですね。

前職での繋がりなどから人を紹介してもらい、まず3ヶ月間は毎日ひたすら人に会い続けていました。けれど、実際にそこから仕事が生まれることなんて10回に1回もないのが現実です。「こんなに毎日人に会うばかりで意味があるのかな」と不安も感じていましたが、出会いの貴重さを信じて地道に行動を続けていたところ、『週刊プレイボーイ』のグラビアの仕事をいただいたんです。


グラビアを通して出来た「覚悟」

――最初は何でも地道な行動から始まるんですね。でも、グラビアの仕事はすんなりと受け入れられたのでしょうか。

いえ、最初はやはり迷いもありました。そんな時に、とあるタレントの方のブログを見たんです。そこには、「色々な仕事の中で自分自身にフォーカスしてもらえる仕事は実は少ない。」ということが書かれていました。

ドラマはストーリーが主役、モデルは洋服が主役、音楽のPVは音楽が主役と、ほとんどの仕事が自分以外のものが主役である中で、グラビアという仕事は、自分が主役となって自分自身を魅せることができる幸せな仕事なのだと。

それを見て、ハッとしたんです。もしかしたら、もう一生グラビアのオファーはこないかもしれない。それなら、人生一度きりならやってみようと決心がつきました。

――『週刊プレイボーイ』というメジャー誌に載ったことは大きな意味がありましたか。

そうですね。そこから他のお仕事に繋がったことももちろん大きいですが、それ以上に自分の中で「やりきった」という感覚が芽生えたことが大きかったですね。グラビアをやることで、「芸能界でやっていくぞ」という覚悟ができたというか。メンタル面で一歩踏み出せたことが大きなプラスだったと思います。


スキマ時間を活用して2つの仕事をこなしていく

――タレント活動としても、企業の社員としても活躍されている今ですが、日々のスケジュールは固定できないですよね?

そうですね、毎日バラバラです。例えば今日は、朝グラニで編集の仕事をして、その後TBSの情報番組の取材に行ってて、それから一旦グラニに戻って、夜にまた別の生放送の番組に出て…いう感じです。

――TV番組の仕事って、不定期で入ってきますよね?両立するために、会社の仕事をどのように回してるんですか?

移動時間にメールの返信をしたりや情報収集を行ったりと、スキマ時間を活用するようにしています。グラニでは裁量労働制の雇用契約を結んでいて、会社の理解があるのも大きく、感謝しています。

――スキマ時間を上手く使って工夫してるんですね。まさに複数のことを同時にこなす「パラレルキャリア」を上手く歩んでいるように思うんですが、これまで両立するにあたって不安に感じることはありましたか?

本当の意味でパラレルキャリアがうまく回り始めてきたのは、今年になってからです。

タレント活動はどうしても不定期な仕事になりがちです。タレント業がない時は会社の仕事の比率が高くなりますが、そうなってしまうと、やはり焦る気持ちが生まれます。休みがあると、逆に不安になるんですよね。

なので、時間が足りないという物理的な問題よりも、精神的な不安の方が大きいような気がします。

【次回の記事はこちら】
坪井 安奈:企業に所属するタレント編集長が語るパラレルキャリア【3/3】


Trigger運営事務局


メディア編集長である藤原ユウマを中心に、Trigger運営メンバーで記事を書いています。


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