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「仕事が1つじゃなきゃダメって、誰が決めたんだろう」― 坪井 安奈:企業に所属するタレント編集長が語るパラレルキャリア ―【3/3】

上手く時間を活用しながら2つの仕事を両立してきた坪井さん。

最終章では「これから」の話を伺っていきます。

【前回の記事はこちら】
坪井 安奈:企業に所属するタレント編集長が語るパラレルキャリア【2/3】

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複数の仕事を通して気付いた「相手の立場がわかる」大切さ

――両立を初めて2年半が経ちました。それぞれの仕事がお互いに好影響を与えていることってありますか?

沢山ありますよ。普段は自分が編集者として取材をする立場なので、インタビューを受ける立場になった時に、取材者が求めていることをある程度理解することができます。メディア側の立場が分かるので、同じ内容のインタビューでも媒体によって少しずつ話題に変化をつけるなど工夫をするようにしています。

また逆に、タレント活動を通して取材される側の立場がわかるようになりました。よく撮影時に、「自由に動いて」と言われることがあるんですが、実際にモデルの立場になってみると「そのやり方がわからないから固まってるんだよ!」と相手の気持ちを実感することができました。(笑)今では、自分が取材をする時には相手の方の不安をできる限り取り除けるように、場を盛り上げたり雰囲気作りを大事にするなどのコミュニケーションを重視しています。

――デメリットはありますか?

両者の仕事を経験しているからこそ「空気を読みすぎてしまうことがある」ことでしょうか。どんな仕事もそうだと思いますが、求められたこと以上のことをして初めて評価されると思うんです。なので、指示を出す側の気持ちを理解しながらも、自分の中でセーブをかけすぎず、良い意味で期待を裏切ることができるようになりたいですね。


2つを両立することでキャラが立つ

――なるほど。坪井さんがパラレルキャリアを歩む姿を見て、坪井さんのように仕事したいという声って聞きますか。

最近、「安奈ちゃんみたいな働き方をしたいです」とメッセージをいただくことが増えて、すごく励みになっています。

私の働き方には賛否あるとは思いますが、いずれにせよ選択肢を提示できるようになってきたのは良かったと思います。

――着々と前進する現在のキャリアで、芸能界での仕事に絞っていくというお考えはあるんですか?

それは今は考えていないです。「文章を書く」という自分の強みを活かして、今のスタイルで頑張っていきたいですね。

実際、「2つの仕事を両立するスタイル」がタレント活動でも自分のキャラとして求められている部分なのかなと思うので、それを無くすことはできないと思いますね。


今やっていることと最終目標は違って当り前

――今後について聞かせてください。これからやりたい仕事って何でしょうか?

今後挑戦してみたいのは、お芝居です。といっても、今は雑誌の編集やリポーターや司会などのお仕事がメインなのでそちらをしっかりとやりながら、どうやってお芝居の仕事に結びつけていこうかなと考えている所です。

一見、共通点がないように見えても、物事ってどこかで結びついているものだと思うんですよね。たとえば、AKB48の皆さんもそれぞれ個々の目標がある人たちが、アイドルグループとして集まっていますよね。所属組織の目標と自分の最終ゴールが違うことは別におかしなことだとは思わないですし、今やっていることと最終目標は、必ずしもストレートに繋がっていなくても良いのかなと思います。

――自分のエゴを持ちつつ、組織の目標を見据えていくということですね。坪井さんのケースを見て、今後芸能人の方などプロジェクト単位で仕事をしている人が、様々な形で会社に所属するようになっていくのかもしれませんね。

その可能性はありますよね。増えていったら嬉しいです。環境を変えることで新しく見えてくることもありますし、会社という形がもっと自由になっていくと良いですよね。

今はまだ多くの企業で副業禁止というのが一般的ですが、今後そんな状況も変わっていくと嬉しいです。会社から見ると情報や人材の流出などリスクも考えてしまうと思いますが、相乗効果があるなど両者にとってメリットもたくさんあると思います。


やりたいことをやって、生きていくために

――最後に読者メッセージへ。

何事も直感や勢いは大事だと思います。でも、今って「好きなことを仕事にしよう」と簡単に言えるようになりすぎててしまったようにも感じます。

その考え方自体は好きなんですが、直感だけでその選択をするのはリスクも高いですよね。結局はその「好きなこと」で生きていけなかったら意味が無い。なので、やりたいことに全力で向かう勢いを大切にしながらも、 しっかりと生きていく術を身につけておく必要があると思います。

私自身、会社員とタレントを両立する中で「保険なんじゃないか」とか「どっちつかずで中途半端だ」と言われることも多々ありました。

でも、私自身は決してどちらか一方で手を抜いている訳では無く、2つとも全力でやっています。好きなことをして生きていくために。なので、いろいろ言われることはあっても、恥じることなくただ前を向いて、少しずつ前に進んでいます。「好きなことをして生きていく」方法として、パラレルキャリアのスタイルは「アリ」なんじゃないかなと思います。

同じ様にパラレルキャリアにチャレンジしている方には、周囲の意見に惑わされることなく、自分の生き方に自信を持ってほしいなと思います。

私もまだまだこれから頑張ります!

――本日はありがとうございました!


Trigger運営事務局


メディア編集長である藤原ユウマを中心に、Trigger運営メンバーで記事を書いています。


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