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「残業は必ずしも悪ではない」株式会社ディーセントワークが見据える働き方の未来(1/2)

みなさんは、ディーセントワークという働き方を耳にしたことがあるでしょうか。

新しい働き方、選択肢のある働き方といった近年尊重されてきつつある柔軟なワークスタイルを表すキーワードです。

働き方改革が進む中、ディーセントワークというコンセプトを早くから広めてきた企業に迫ります。

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ワークライフバランスではない、ディーセントワーク

Trigger編集長・藤原 : 今日はよろしくお願いします。御社は、社名にもある「ディーセントワーク」という考え方を実践・PRしている企業さんなんですよね。

高橋 : ディーセントワークっていう考え方っていうのは2012〜13年くらいからずっと言っていて、本格的に会社にしてやっていこうと思ったのが15年ですね。

編集長 : 結構早い時期から、啓蒙していたんですね。

高橋 : はい。でも、元々は1999年にILOがディーセントワークというコンセプトを提唱していたんですよね。で、日本ではなぜかワーク・ライフ・バランスっていう言葉の方が流行っちゃったんですよ。世界でワーク・ライフ・バランスっていっても理解されなくても、ディーセントワークっていった方がしっくりくるっていう人は多いですよね。

編集長 : そこに早いうちから目をつけていらっしゃったと。具体的にはどんなビジネスをやっているんですか。

高橋 : 具体的にやっているのは人材紹介とメディア事業、それに企業への研修コンサルティングなども手がけています。「働き方を選ぶ」というテーマで人材紹介事業はしていますね。僕らが大事にしている部分を言うと、「何を叶えたいんですか」っていうところです。

仕事終わりに早く帰りたい人もいれば、お金持ちになりたい人もいる、やりたいことがある、働きたくない人がいる、何でも良いんですが、叶えたいことがまずあるよね、と。で、それを満たすために仕事の内容や業界を選ぼう、というコンセプトで運営しています。


会社としての笑顔の総量を増やす

編集長 : 人材紹介から始めているんですね。求職者からの個別の転職相談とかもしているんでしょうか。

高橋 : はい、キャリアカウンセリングもしています。運営するメディアを通じて、働き方の多様性を伝えることも大事なんですが、「会社として笑顔の総量を増やしましょう」と訴えています。世の中には色々な働き方を選ぶ人がいる訳ですが、その働き方や仕事に満足している人が多い会社って、結果としてみんな笑っているわけですよね。それで良いんだと思います。それを伝えていこうと。

編集長 : なるほど。最近の働き方改革の流れを受けて、御社への問い合わせって増えました?

高橋 : そうですね、そこまで大きな変化はありませんが、身近なクライアントや求職者の方からは「以前から御社が言っていた大切なことが広がってきましたね」とお声がけ頂くことは増えたかもしれませんね。ウチはエンタメ性を強く打ち出すようなスタイルではなく、地道に啓蒙していくような会社ですから、周囲の人からの声は励みになります。


女性活躍はキャリアウーマンばかり見ている!?

編集長 : 高橋さんから見て、今の働き方改革ってどう思われますか。

高橋 : 今もてはやされているのって、女性活躍について取り上げられることが多いんですよね。女性の管理職・マネージャーが子供を2人育てながらもしっかりとキャリアを築いていける、みたいなことが注目を浴びている。でも、そういう人がバランスをとった働き方ができるのって、ある種当たり前だと思うんですよね。「貴方は偉いですからそんなことが言えるんだ」って言われてしまいます。

ウチがやりたいのは、ノーメイクで自転車をこぎながら毎朝保育園に子供を送り届けているような、世の多くのママさんの働き方の改善です。なのでメディアからすると、インパクトが弱いのかもしれません。でも、その分個人からのお問い合わせは本当に沢山いただきます。

編集長 : 最近だと、どんな問い合わせが多いですか。

高橋 : どうすれば自分が今よりも充実した働き方ができるのか、来年に子供が生まれるんですが子育てをしながらの良い働き方ってありますか、といったような喫緊の課題として相談を頂くようなケースが多いですね。


これからの時代に求められるのは「認め合う働き方」

編集長 : 長時間労働や残業との両立は、子育て中の働く女性にとって大きな問題ですよね。

高橋 : その点について言えば、一般的にみて「残業が悪」とされてるんですけど、必ずしも悪だとは思わないんですよね。もちろん、むやみやたらに推奨している訳ではないですし、ある程度の規制が必要だとも思いますが。

編集長 : チョイスが無い事が問題ですよね。

高橋 : 仰る通りですね。自社のサービスを世界に広めようぜ、って本気で思っている会社のメンバーはお酒を飲みに行っても仕事の話ばかりしていたりするじゃないですか。そうなると、残業の概念で仕事とそれ以外の時間をはっきり分けてしまうのが良いことだとも思えないんですよね。「認め合う働き方」って僕らは良く言うんですけど、仕事への根っこの部分が共有されていれば、あとは多様性を認めてあげれば良いのではないでしょうか。

編集長 : 今の世の中では、価値観を一方向に押し付けていると。

高橋 : そうですね。例えば、働くお母さんもそうですが、仕事しながら子育てするって確かに忙しい。すごい大変なんですけど、偉くも無ければ凄いことでも無いんですよね。今、個人的にすごく危惧しているのは、女性活躍という最近の論調は、結婚のルートとキャリアウーマンのルートで相互にディスりあうみたいな形になってしまっていることです。もっと多くの選択肢を認め合えるようになれたら良いなと思う日々ですね。


Trigger運営事務局


メディア編集長である藤原ユウマを中心に、Trigger運営メンバーで記事を書いています。


Twitter:藤原ユウマ

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