女性・主婦のキャリア

《働くママシリーズ8》専業主婦への憧れはどうして生まれたのか

働く女性が増えたとはいえ、今ももちろん「専業主婦」「兼業主婦」という言葉があります。キャリアを積み上げ、フルタイムで働くママAさんはなるべくして働くママになったように見えますが、実は専業主婦に憧れがあるといいます。一体どうしてでしょうか。

【前回の記事】
《働くママシリーズ7》「保育園落ちた!孫頼む」で険悪になる前に“祖父母手帳”で解決できる?」もご覧ください。

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本当は専業主婦になりたかった

二人の子を持つ母であるAさんは専門職。順調に出世もしていて、周囲から見ると「働くママになるべくしてなった」ように見えます。

しかし、本人ははっきり言います。

「実は、専業主婦に憧れてました。理由は子どもと離れたくなかったからです」

子どもに満足いく教育を受けさせたい、家も買いたい、それにはどうしても夫の給料だけでは難しい……そんな判断から、一人目も二人目も産休をとり復職。それでも、ずっと「子どもにうしろめたさ」があったそう。

「うちのマンションのご家庭は専業主婦が多く、そのグループで子どもたちが仲良くなり、同じ幼稚園に通っていました。うちは保育園だから別で。子どもに寂しい思いをさせてるのを感じてました」


二人目が生まれた頃に考え方が変わってきた

フルタイム・正社員として働くママだったことで、一人目の子に負担をかけてしまっているという思いがずっとあったAさん。

しかし、その考え方変わったのは、二人目を産んでからだそう。

「育児と仕事の両立、保育園生活など一度経験しているので二人目は生活も楽に感じます。そして、上の子が大きくなるにつれて、本来の目的であった『子どもがやりたい』ということをさせてあげるという願いが叶いつつあります」

習い事、そして家族で海外旅行へ行くなど様々な経験をさせてあげられるようになったとAさんは言います。

「我が家の場合はこれでよかったんだと、ようやく思えるようになってきたところです」


それでも「専業主婦」は憧れ

実は最近、専業主婦の友人から意外なことを言われたそう。

「“やりがいのある仕事があってうらやましい”とポツリと言われました。彼女は元同僚で仕事のできる人だったので、キャリアを一旦閉じてしまったことに後悔しているようでした。仕事を続けたあなたはえらい、それが正解だと思う」と。

でも、とAさんは続けます。

「私はやっぱり今も、赤ちゃんのころをずっと見ていられた友人がうらやましい。だって、子どもの病気の時だって私看病してないんですよ? 40℃近い熱のある子を親に託して仕事に出た日のことは決して忘れません」


「専業主婦への憧れ」は“企業体質”に問題がある

仕事をやめて家事育児に専念するのも、毎日働きながら子どもを育てるのもどちらも女性の生き方です。

しかし、こと「働くママ」を選択した時、日本の企業体質は

「家のことは妻に任して仕事に邁進する夫」

がベースとなっていることで、働くママに様々な問題が生じます。その結果として、働く女性の「専業主婦になりたい」という思いに繋がるのです。

「女性が活躍する社会を」と政府が働き方改革を進めるのであれば、「保育園を増やす」だけでなく、<働くママの育児満足度を高める>こともとても大事ではないでしょうか。

【次回の記事】
《働くママシリーズ9》ワンオペ家事にしないための夫操縦術!」もご覧ください。


木月ハチ


Webライター。大好物は「二足の草鞋を履く」こと。大学在学中は編集プロダクションで修行を積んだのに「食」に憧れ外食産業へ。のちにベンチャーで業務企画や進捗管理で大企業を相手にし、大企業って面白いと今度は外資大企業のセクレタリーになるも、副業でヴィンテージ食器のネットショップを運営。現在は夫と小学生の息子と猫と都内住まい。オーガニック料理ソムリエ。


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