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介護福祉士の活動を広めるための「モデル」という職業 | 上条百里奈(かみじょう ゆりな)【1/3】

女性にとって、モデルという職業はある種の憧れだろう。もしモデルとして仕事を始めたら、多くの人はモデル一本で活躍する道を目指すのではないだろうか。

けれども、中にはそれまでやってきた仕事に魅せられて、その仕事について発信するという形でモデルの仕事を始めた個性的な人もいる。今回紹介するのは、そんなパラレルキャリアを体現する強く、優しい女性の仕事観だ。

-上条百里奈(かみじょう ゆりな)-
1989年7月18日生まれ、長野県出身。中学の職業体験学習で初めて介護と触れ合い、ボランティア活動を始める。その後、介護福祉士として仕事に就き、介護の学会参加のために上京した際にスカウトされる。それから「介護福祉士 × モデル」としてパラレルキャリアを歩む。その個性的なキャリアと朗らかな人柄から、近年メディア露出も増えてきている今注目の女性。

インスタグラム:https://www.instagram.com/yurina_kamijo/?hl=ja

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編集部:今日はよろしくお願いします。上条さんは、すでに色々なメディアで取り上げられてますよね。中学時代の職場体験で介護福祉士に興味を持ったというエピソードは色んな所で拝見しました。

上条さん(以下、敬称略):ありがとうございます(笑)。読んで頂いて、目に留めて頂いて嬉しいです。

編集部:高校生まで長野にいたんですよね。そのまま地元で介護福祉士として働き始めたんですか?

上条:地元の高校を卒業した後は、東京の短大を出て、就職時には介護福祉士として一度長野に帰っています。

編集部:なるほど。長野で働きながら、介護福祉学会に出るため東京を通った際に、モデルとしてスカウトされたんですよね。

上条:そうですね。

編集部:それまでは芸能活動をやりたいと思ったことは無かったんでしょうか?

上条:はい、考えたことも無かったです。その時に参加していた学会で素晴らしい介護についての発表や有識者の先生方のスピーチを聞いていたのですが、こんなに素敵なディスカッションがあるのに、なぜ現場は変わらないんだろうと思っていました。忌憚なく言うと、「学会会場でいくら議論していても、現場に伝わらなければ意味ないんだな」って感じました(笑)。

編集部:本当に忌憚無いですね(笑)で、その学会の帰り道にスカウトされた、と。

上条:はい。

編集部:で、介護福祉士の活動を広めるためにモデルもやっていこう、という話に繋がるんですね。実際にスカウトされた時は、どんな気持ちになりましたか?

上条:素直に嬉しかったですよ(笑)。モデルをやってみて、そちらの方が楽しくて打ち込みたいと思ったら、モデル一本で生きていくのもいいかなとも思っていました。人生一度きりだし、自分がどう感じるかはやって見ないと分からない自分なりにあらゆる可能性を考えていました。結果的にそうはならなかっただけです。


編集部:自然体なご意見ですね。「介護のためにモデルをやってます」っていう聖人君子なエピソードを多く見かけていたので、ちょっと安心しました(笑)。そもそも、良いイメージを持って就かれた介護福祉士ですが、実際に働き始めた頃はギャップなどありました?

上条:介護をすること自体は想像していた以上に楽しかったです。介護を初めて感じた一番のギャップは「介護福祉士になるだけでは十分じゃない」と気づいたことですね。介護の仕事を極めれば「目の前の大好きなおじいちゃん・おばあちゃんを必ず幸せにできる」と思っていたんです。でも、介護の現場に立ってみると、虐待をされたり、ひん死状態だったりと手遅れの状態で施設に来る方が多く、そこから介護をしても効果的なサポートが出来ずにお亡くなりになる方も沢山見てきました。いくら知識や技術を高めても、それが必要な人に届かなかったら、高齢者の人生をケアすることはできないのだと強く感じました。

編集部:現場を見たからこそ、情報が行き届いていないことに危機感を持った訳ですね。

上条:そうですね、その時感じた危機感が今も変わらず続いていることが、モデルも続けている一つの理由かもしれません。

編集部:介護の現場ってキツイって言われることが多いですが、その点はどうでしょう?

上条:もちろん大変ですよ。体力や感情も使うし、実は結構頭も使います。笑 私は逆にこんなに魅力あふれる仕事が大変じゃないはずがないと思います。

編集部:とてもカッコいいですね。

上条:大変だからこそやりがいがあるのも介護の魅力の一つです。

【次回の記事】
パラレルキャリアで見えてくるものは、「海外旅行で得られるもの」に似ている | 上条百里奈(かみじょう ゆりな)【2/3】」もご覧ください。


Trigger運営事務局


メディア編集長である藤原ユウマを中心に、Trigger運営メンバーで記事を書いています。


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